ホンダ除雪機選び方

ホンダ除雪機について

ホンダの除雪機は、その革新的な技術と長年の経験により、雪国の人々から高い信頼を得ています。国内シェアNo.1を誇るホンダの除雪機は、世界初のハイブリッド除雪機やクロスオーガを搭載など、常に進化を続けています。これにより、多様な雪質に対応し、使いやすさ、高性能、安全性を兼ね備えた快適な除雪作業を実現しています。

エンジン技術とデザインの進化により、ホンダの除雪機は強力でありながら環境に配慮した低排出・低騒音を実現しています。さらに、低温環境での徹底したテストにより、厳しい冬の季節でも安心して使用できる信頼性を確保しています。ホンダは、雪対策の信頼できるブランドとして、冬の季節を安心して過ごせるようサポートします。


ホンダのアフターサービス体制

● 正規販売店のネットワーク

ホンダは、広範な正規販売店ネットワークを持っており、各地で除雪機の販売とメンテナンスを行っています。これにより、ユーザーは最寄りの正規販売店で必要なサービスを受けることができます。

●サービス指定店

ホンダは、サービス指定店の技術者向けに最新の技術と知識を提供するサービスエンジニア研修を実施しています。この研修により、技術者は高い技術力を身につけ、質の高いサービスを提供できるようになります。ホンダの除雪機アフターサービス体制は、熟練した技術者による高品質なサービスを通じて、ユーザーが安心して除雪機を使用できるようサポートしています。

●定期点検とメンテナンス

ホンダは、除雪機の長寿命と効率的な運転を維持するために、定期点検とメンテナンスを推奨しています。サービス指定店で、エンジンオイル交換、ベルト調整、オーガやバッテリーの点検など、必要な作業を実施します。

●純正部品の供給

ホンダは、純正部品を迅速に供給するための物流システムを整えています。純正部品を使用することで、除雪機の性能と信頼性を維持することができます。


ホンダ除雪機選びのポイント

ホンダ除雪機を選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。

1.積雪量
2.使用環境
3.雪質
4.投雪距離
5.保管スペース
6.機能
7.メンテナンスコスト
8.予算


1. 積雪量に応じて選ぶ

除雪機を選ぶ際のポイントとして、積雪量は非常に重要な要素です。積雪量に応じた適切な除雪機を選ぶことで、効率的かつ安全に除雪作業を行うことができます。

積雪量は一日に降る新雪の目安となります。目安を上回る積雪量の場合、性能が発揮されないことがあります。

以下に、一日積雪量に応じたおすすめの除雪機を紹介します。

積雪量 ~30cm

ブレード除雪機、小型除雪機が適しています。これらの除雪機は、軽量で取り扱いやすく、小規模な除雪作業に適しています。
●ブレード除雪機:シンプルな構造で操作が容易、メンテナンスも簡単。軽度な積雪の場合、十分に対応可能。
●小型除雪機:電動除雪機よりもパワフルで、少量の積雪なら効率的に除雪可能。

SB800e-J
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SB800-JVT
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HSS655c-JE1
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HSS655c-J1
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HSS760n-J
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積雪量 30~50cm

小型除雪機を検討しましょう。エンジンの力が強く、30~50cmの積雪に対応可能。

HSS655c-JE1
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HSS655c-J1
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HSS760n-J
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HSS760n-JX
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HSS970n-J
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HSS970n-JX
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HSS1170n-JX
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HSS1170i-J
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積雪量 50~70cm

中型除雪機を検討することをお勧めします。強力なエンジンで、50~70cmの積雪に対応可能。

HSS760n-JX
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HSS970n-J
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HSS970n-JX
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HSS1170n-JX
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HSS1170i-J
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HSM1380i-JN
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HSM1380i-JR
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HSM1390i-JN
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HSM1390i-JR
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HSM1590i-JRG
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HSL2511-JR
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HSL2511-JRG
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積雪量 70cm~

大型除雪機が必要です。非常に厚い積雪や大規模な除雪作業に対応し、効率的に作業を行うことができます。

HSL2511-JR
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HSL2511-JRG
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適切な除雪機を選ぶことで、除雪作業を効率的かつ安全に行うことができます。また、積雪量が除雪機の性能を超える場合は、作業効率が低下したり、除雪作業が困難になる可能性があるため、積雪量の目安をしっかりと把握し、適切な除雪機を選ぶことが重要です。


2.使用環境に応じて選ぶ

除雪する範囲の広さに応じて、適切な機種を選びます。広いエリアをカバーするためには、大型で高性能な除雪機が必要です。一方、狭い範囲や小さな庭の場合は、小型で小回りの利くコンパクトなモデルが便利です。

「ご家庭」住宅玄関先・住宅駐車場

SB800e-J
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SB800-JVT
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HSS655c-JE1
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HSS655c-J1
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HSS760n-J
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HSS760n-JX
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「小規模施設」やや広い範囲、住宅周辺・商店街・コンビニ駐車場など

HSS760n-JX
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HSS970n-J
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HSS970n-JX
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HSS1170n-JX
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HSS1170i-J
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「中規模施設」広範囲、飲食店・商業施設・工場など

HSS970n-JX
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HSS1170n-JX
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HSS1170i-J
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HSM1380i-JN
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HSM1380i-JR
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HSM1390i-JN
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HSM1390i-JR
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HSM1590i-JRG
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「大規模施設」広範囲の深い雪、スキー場・ビニールハウスの脇など

HSM1590i-JRG
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HSL2511-JR
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HSL2511-JRG
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3. 雪質に応じて選ぶ

雪の種類(やわらかい新雪、重みでしまった雪、屋根から落ちた雪、溶けかけの雪など)によって、適した除雪機が異なります。やわらかい新雪には、標準的な性能の機種で十分対応できます。湿った雪には、パワフルなエンジンを備えたモデルが効果的です。屋根から落ちた雪や硬い雪に対しては、より強力なエンジンや広い除雪幅を備えた除雪機が効率的です。溶けかけの雪には、ブレード除雪機が最適です。

除雪機型式やわらかい新雪重みでしまった雪屋根から落ちた雪溶けかけの雪
SB800e-J
SB800-JVT
HSS655c-JE1
HSS655c-J1
HSS760n-J
HSS760n-JX
HSS970n-J
HSS970n-JX
HSS1170n-JX
HSS1170i-J
HSM1380i-JN
HSM1380i-JR
HSM1390i-JN
HSM1390i-JR
HSM1590i-JRG
HSL2511-JR
HSL2511-JRG

4.投雪距離に応じて選ぶ

除雪機を選ぶ際のポイントとして、投雪距離は非常に重要です。投雪距離が長いほど、雪を遠くに飛ばせるため、効率的に作業ができます。除雪機の投雪距離は、機種やメーカー、モデルによって異なりますが、一般的には10~20m程度が標準的です。一部の高性能モデルでは30m以上の投雪距離を持つものもあります。投雪距離に影響する主な要因としては、エンジンの出力、ブロワ周速やオーガのデザイン、雪の質(重さや湿り具合)などが挙げられます。また、除雪機の使用環境によっても実際の投雪距離は変動することがありますので、その点も考慮に入れて選ぶと良いでしょう。

これらは一般的な参考値であり、実際の投雪距離は風の強さ、雪の密度、湿度、投雪角度、除雪機の設計など多くの要因によって変わることがあります。一般的に、狭い場所や住宅密集地では短めの投雪距離(5~10m程度)で十分ですが、広い駐車場や農地などでは長めの投雪距離(10~20m以上)が必要です。雪を遠くまで飛ばすには、エンジン出力が大きく、ブロワ周速がより速い除雪機がオススメです。


5. 保管スペースに応じて選ぶ

除雪機はオフシーズンに保管する場所を確保する必要があります。保管スペースが限られている場合は、コンパクトに収納できるモデルを選ぶと良いでしょう。ガレージや倉庫に収まるサイズを選びましょう。大型除雪機は保管場所の問題が発生しやすいため、事前に保管場所を確認しておくと良いです。

全幅565mm

全幅620mm

全幅725mm

全幅800mm

全幅820mm

全幅920mm

全幅1100mm


6. 機能に応じて選ぶ

ホンダには、さまざまな機能を持つ除雪機が販売されています。例えば、セルスターター、低騒音、旋回機能、ハイブリッド、クロスオーガ、ローリング機構などがあります。自分の使用環境やニーズに合った機能を持つ機種を選びましょう。

除雪機型式低騒音クロスオーガハイブリッドオーガローリング
SB800e-J
SB800-JVT
HSS655c-JE1
HSS655c-J1
HSS760n-J
HSS760n-JX
HSS970n-J
HSS970n-JX
HSS1170n-JX
HSS1170i-J
HSM1380i-JN
HSM1380i-JR
HSM1390i-JN
HSM1390i-JR
HSM1590i-JRG
HSL2511-JR
HSL2511-JRG

7. メンテナンスコストに応じて選ぶ

除雪機のメンテナンスにかかる費用も考慮しましょう。エンジンオイルの交換や部品の交換など、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスコストが低く、手入れが簡単なモデルを選ぶと、長期的に見て経済的です。

除雪機型式メンテナンスコスト
SB800e-J
SB800-JVT
HSS655c-JE1
HSS655c-J1
HSS760n-J
HSS760n-JX
HSS970n-J
HSS970n-JX
HSS1170n-JX
HSS1170i-J
HSM1380i-JN
HSM1380i-JR
HSM1390i-JN
HSM1390i-JR
HSM1590i-JRG
HSL2511-JR
HSL2511-JRG

8. 予算に応じて選ぶ

最後に予算を設定し、その範囲内で最適な除雪機を選びましょう。価格と性能のバランスを考え、必要な機能や性能を妥協せずに選ぶことが重要です。性能や機能、ブランドによって価格が異なります。自分の予算に合わせて、必要な機能を持つ最適なモデルを選びましょう。また、長期的な視点でのコストパフォーマンスも考慮しましょう。

30万円以下

30~60万円

60~100万円

100~300万円


これらのポイントを総合的に考慮して、自分の生活環境や使用条件に最適な除雪機を選ぶことで、冬の除雪作業を安全かつ効率的に行うことができます。除雪機を購入する際には、実際に販売店で機械を確認し、試運転させてもらうこともおすすめです。